学歴と美味しいカレー2010/07/15

 その昔、2年ほど県立図書館でCD貸出窓口のアルバイトをしたことがあります。
 そこで、たくさんの郵便物に切手を速く貼る方法(初級編)を教えてもらいました。

●かたく絞ったふきんをたたんで左に置く。
●右に封筒を切手一枚分ずらしながら縦に並べる。
●切手はシートの縁を取り、たて一列に切り離してストックしておく。
●切手一枚ずつの左端に3ミリ程度の切れ目を入れる。
●切手の下の端を右手で持ち、ふきんの上を滑らせる。
●上の一枚を一番手前の封筒の左端にあて、左手の親指の付け根で押さえ、右手を軽く引く。
●そのままリズミカルに上昇する。

 これを教えてくれた事務のお姉さんは、芸術的な速さで仕事してました。上級編では封筒が宙を舞っていました。他にも色々な技を知っていて、必要があれば教えてくれました。たとえば美味しい茶のいれ方など。

 他のバイトの先輩と一緒に、フィアンセの車でドライブやショッピングにも連れて行ってくれました。よくこちらの世間的なこと知らなさ加減に驚かれ、ネタにされました。

 それから幾星霜...

 高学歴がフィーチャーされるクイズ番組を観ていた7歳児。「おれ東大に行く」と言いました。
 「東大って、日本で一番の大学なんでしょう?美味しいカレーの作り方教えてくれるよね。何でもできるようになったら、おれ一人暮らしする」

(↑女はうるさいから、男だけで気ままに暮らしたいという意味。そのためには、美味しいカレーを作れることが必須らしい。)

 いやそれは東大じゃ教えてもらえないから....学校のキャンプで飯盒炊さんする時に教えてもらえるけど。

 そういうわけで、一緒にカレーを作りました。7歳児には玉ねぎと人参を切ってもらいました。じゃがいもの皮むきには手間取って、下請け(パパ)に出していました。

 「高学歴」がリスクファクターになる病気等もあるわけで、良いことばかりとは限らない。しかも大学のレベルと作るカレーの美味しさの間に相関はない。どちらかといえば、美味しいカレーを作れることのほうが大切なことのような気がする。

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