bouquet ― 2014/03/02
no I won't ― 2014/03/03
だからって悪夢から逃れられるわけじゃない
怒りが消えるわけでもない
私が私でなくなるわけじゃない
同じ朝、別れ、夜、夜明け。
夜の闇は青かったり紫だったり赤だったりするし、失い続ける夢をみることは変わらない
16歳 ― 2014/03/09
10歳の弟が野球から帰って風呂に入るために服を脱ぎつつ廊下を歩きながら言うには、
大人になったら、子どもでいる間は短かったって思うんでしょ。
ぼくには、子どもでいる時間がすごく長く感じているけど。
ずっと子どもでいたいな。4年生以外で。
ずっと3年生がいい。
ずっと子どもでいられても困るんですけど、親にとっても子どもの小学校6年間はながーい。
どっちかというと背が小さいほうだし、寝てるときの顔はまだ赤ちゃんみたい。
いつ大きくなるのかしら。
ぼくもそうだったから、5年生6年生で背が伸びると思うよ、と兄。
16歳の兄は、思春期でちょっと憂鬱な気分が続いているようです。
子ども扱いもできないし、かといって大人扱いするには幼い。
私は子どもの頃、胸が苦しいほどお母さんだーいすきで、お母さんが死んだら自分も死ぬと思っていました。
それだけに、反抗期がきつかったです。
私の長男もかなしいほどお母さんだーいすきだったけど、背が伸びるのと同時に母親からゆるやかに離れていきました。そのゆるやかさ加減が実にエレガントです。家庭内絶対権力者への抵抗は、ガンジー並みに非暴力不服従で行われたらしい。自分と向き合うには少し早い。この苦しい時期を、芸術と哲学をお伴に乗りきってくれるとよいのですが。
一方の次男は、ママだーいすきにしても限度があるでしょって、最初からわかってるみたいです。生まれたときから民主主義です。ランドセルの底から出てきた「ゆめのつばさ」という作文によれば、将来は大リーガーになって、家族に家を買ってあげるとあります。野球を好きになったきっかけは、保育園で初めてやった時にすごく楽しかったからだそうです。そういえば、あの狭い園庭で、男性保育士さんが年長さんとミニ野球をやってました。あれがそんなに楽しかったんですね。
ゆめはゆめなんだから、現実と違ってもいいんでしょ。そういう作文を臆面もなく書ける大胆さに期待しましょう。
ぐーたらモードでお願い ― 2014/03/12
うちの辺りは品川に近い都内ではあるのですが、モノレールを海側に超えると埋め立てエリアの倉庫街があります。駐車場付きの広いショッピングセンターがあって、一階はホームセンター、二階はスーパー、三階には家電量販店があったのが撤退し、代わりににニトリがオープンしました。
ひやかしがてらに行ってみましたが、これといって欲しいものが見当たりませんでした。すでにマンションには物が飽和状態になっているのです。しかし、リビングの天井の照明がボロボロになってきつつあったので、LEDライトに買い替えることにしました。
明るさと色によってモードが切り換えられるようになっていて、「読書」「食事」「くつろぎ」と常夜灯の4つのボタンがあるのです。証明の色調と明るさで雰囲気ががらっと変わることに驚きました。初日は家族それぞれがいろいろ試していました。
ところで、私はもともと低血圧なのですが、さらに負荷がかかるような体調だと、朝は体が鉛のように重いことがあります。冬眠中の熊ってきっとこんな感じなんだろうと想像します。高校生の弁当は作らないといけないので、起きはするものの、調理はインテリジェントな家電に任せてソファに横になっていることがあります。
さすがにもうしゃんとしろという時刻になり、高血圧で早起きな父親が
「電気は何モードにしましょうか?」と10歳児に問いかけると、コタツでくつろいでいた次男が、ソファでぐったりしているママを横目に、即座に
「ぐーたらモードでお願い」
あるよね、ぐーたらな色調って。
ワンスツーマンツ 美容院 ― 2014/03/14
美容院を会社の近くに変えました。
それ以来、2か月に一度行っています。前夜、16歳児の髪を切ってやり、今日、自分も短いボブにしたので、後ろ姿がおそろいになりました。
美容に関心がなかったというか持てなかったというか。化粧品とか美容院とかにお金をかけたことがない時代が長かったです。思春期前に自分のことを考えすぎるのがいやでいやで、一切の自己評価を禁じてしまったために、おかしなことになったのだと思います。当時、私の通った高校や大学には、むしろ素でいける女子の割合が多く、問題になりませんでした。
なぜか都会に憧れ、社会に出た最初が青山のアパレル商社。ハンドバッグを仏蘭西や伊太利亜、スーツケースを独逸から輸入し、六本木や銀座、ソニーの通販などで販売していました。医師に愛用者が多いというこだわりのスーツケースなど、私にはどれも同じに見えたので、品番を間違えて納品してしまったことがありましたっけ。そうすると、高いお金払ったお客様に、カタログと仕様が違うものが届くわけです。ひたすら謝り倒した記憶があります。
会社にはモデルのように綺麗でおしゃれな女性がずらり(と見えた)。お酒、たばこ、口紅の付け方から洋服の買い方まで、教わりました。センス抜群の大阪出身でゲイのTさんが面倒みてくれてました。ヘンな子、って思ってたことでしょう、
社内恋愛も華やかで、数人の崇拝者がいたある女性の誕生日には、トラックでシャガールか何かの絵が運ばれてきたとか。しかしその送り主は振られ、後から来たチャラ男が彼女をかっさらっていきました。
海外出張のお土産はシャネルの口紅が定番... 商品部からモードの先端を行く輸入課に異動したのに倉庫モードで出勤したとき、上司が「誰かあいつにまともな格好させてくれ」と叫んでいました。万年リクルートスーツにショートカット、足元はスニーカー、会社からの支給で残ったサンプル品の黒いスーツケース、貰い手がなく残ったどピンクの口紅をつけていました。
普通に二か月に一回美容院に行って、普通に化粧して、あれこれ考えずに自分なりのおしゃれを楽しめばよかったのに。
自意識過剰な思春期を回避するっていうのは、結局、問題なんだな。
子どもたちを見ていて、あらためてそう思います。等身大の自分と向き合うべき時期に、逃げちゃいけないね。
熱く生きる by 天野先生 ― 2014/03/14
良くも悪くも、書くものに正直に出てしまいます。それはそうなので、仕方ないです。良くも悪くも。書きたくないと心の底から思っているものを書くと、本当にひどいです。そういう仕事が続くと、生きる温度が下がってくるような感じがします。
そんな時、なぜか通勤読書は順天の心臓血管外科医、天野篤先生の「熱く生きる」。たまたまテレビでお顔を拝見したときに、ああ、よく知っている誰かに似てる、だけどそれが誰だか思い出せない....と思って、後で思い出そうとアマゾンで注文しておいたのでした。こんな時にこんなすごい人の書いたものを読んだら余計沈むかなと思ったけど、意外に、すごく元気になりました。
それにしても、誰に似てる?まだピンときません。
シンポジウムの告知 ― 2014/03/21
興味とお時間のある方は是非いらしてください。
『
シンポジウム
「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題-信頼と責任を考える」
このたび、シンポジウム「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的
課題―信頼と責任を考える」が開催されることとなりました。
多施設共同のバイオバンク及びゲノムコホート研究では、長期間にわたり、
多様な研究に利用されることを前提として、多数の参加者からインフォームド・
コンセントを受け、試料や情報を提供して頂いています。
そこで、日本を代表する6事業について、その倫理面のガバナンスや課題に着
目したシンポジウムを開催し、各事業の推進において抽出された倫理的法的社会
的課題とその対応状況について紹介するとともに、必要な制度設計をめぐる社会
的議論を喚起したいと考えています。
年度末のお忙しい折ではございますが、多くの方々にご参加いただけますよう、
下記のとおりご案内申し上げます。
【日時・場所】
日時:2014年3月28日(金) 14時~17時
場所:大手町サンケイプラザホール (東京都千代田区大手町1-7-2)
【参加無料】(定 員 300名)
【申込方法】本シンポジウムは事前申込をお願いしております。
専用ウェブサイトよりお申し込みください。
http://sympo.adthree.net/elsi/index.html
主 催 東京大学医科学研究所
共 催 理化学研究所統合生命医科学研究センター
【お問い合わせ先】
「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題」シンポジウム事務局
〒164-0003 東京都中野区東中野4-27-37 株式会社アドスリー内
TEL 03-5925-2840 FAX 03-5925-2913(受付時間 10:00~17:00)』


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