母の風景2024/04/05

「甘露の絵」
変わらなく繰り返し思い出すその風景の記憶が私の同一性を保証するのかな
かなわなかった思いの承認欲求だけが残るのかな

どちらにしても、遠い昔に夢をみていました
その夢がかなうことはなくても
子ども時代にそんな夢をみられただけで
報われる
今でさえ、夢と現実との間でバランスをうまくとらないと引き裂かれそうな

明日仕事がうまくいかなければどうしようというような
現実があって、でもそんな現実は実は本質的な問題ではなくて

誰でも
そんな
そして

こんな絵ありえないよね?
どんだけマザコン?
もう勘弁して
何十年も会えなくて
でも
そんなあなたもいとおしいから
そんなあなたをひたすら慕っていた記憶から自由にはなれないから
あなたの「甘いお水」の記憶を封印しても


立ち返る
お母さんの風景に
あの日美術館に行ったでしょう?その時に一緒にみたこの「甘露」の絵に立ち返るとき

立ち止まって、そんなことをお互いに感じていたよねって
君と
たぶん