10年ひとむかし2019/02/05

長男が21歳で大学3年生、部活のオーケストラでファゴットを吹いている。次男が15歳、12月に中学野球を引退し、高校受験の真っただ中です。

夫は昨年末に退職し、まだ働いてよって言ったら、せっかくなので1年は年金で好きなことやらせてくれ~だそうです。

私は転職して3年前から製薬会社のメディカルアフェアーズ部で医療経済アウトカムリサーチ(HEOR)プログラムのマネージャーなるものをしています。これまでとまったく違う環境、ぜんぜん違う仕事、慣れない人間関係、最初は苦しかったけど今は楽しくなってきました。

枕元に統計学関連の本が積んであって、その隣に文庫版「ホイッスル」が積んであります。人生はいくつになっても落ち着かないけど、その分老けないからいいや。

山口を出たときから、旅が始まっていたんです。心の旅。途中からは家族と一緒に旅をしていますが、ひとつの国を出て、別の国に来ました。荷ほどきする間もなく、また旅立ちの時期です。

不思議なことには、私の目には自分よりずっと背が高くなった二人の子どもたちの姿が、小さかった頃と変わらないように見えています。彼らもまた、私の目には歳をとっていない姿で映るのです。

ふたりの似ているところ、違うところ、歳とともに変化したところと変わらないところ、お互いへの影響の相乗効果。

このところママの生活は荒んでいるけど、来春からまた早起きしてお弁当を作る生活になるんだな。その春が待ち遠しい。