ストイックな彼女 ― 2010/02/20
友だちにも子どもにも、「サッカーに興味なかったよね」と言われることがありますが、もともとすごく面白いものがそこにあって、しかもすごく面白がっている人がすぐそばにいて、ついにその面白さに気づいたということなのでしょう。
そのきっかけが山高の全国大会出場だったのは間違いないです。タイミングもよかったです。
そのきっかけが山高の全国大会出場だったのは間違いないです。タイミングもよかったです。
ところで、バンクーバー・オリンピック。カナダはいいとこだとさんざん聞かされてきたけど、やはり一度行ってみたいと思いました。いつか、たぶん。
モーグルで4位入賞した上村愛子さんのときに、一連のタイアップで特集番組をやっていましたね。集中して観ていたわけではなかったのですが、そのときに、彼女がつぶやいたひとことが、耳に残りました。それは、こんな感じでした。
「ひとりの人間の中に、そんなにたくさんのものは詰め込めないと思うんです。ただ、その少しの中から、つながって、広がっていくことがあるんじゃないですか。」
オシム監督が「サッカーとは、人生である。」と語り始めた本を読んでいたので、余計に印象に残ったのかもしれません。モーグルという1つの競技の絶頂期にいる女性の、控えめな語り口がじーんときました。
、あれもこれもと欲張りながら、詰め込みきれずにあふれ落ちたものを気にせずに、振り返らないを潔しとしてきたわが身をふと振り返ってしまったときに、すごく新鮮であるばかりか、突破口を指示してくれたような、そんな切り口なのでした。
、あれもこれもと欲張りながら、詰め込みきれずにあふれ落ちたものを気にせずに、振り返らないを潔しとしてきたわが身をふと振り返ってしまったときに、すごく新鮮であるばかりか、突破口を指示してくれたような、そんな切り口なのでした。
しかしながら、そんなにたくさんのものは詰め込めないんだよって、昔の自分に教えてあげたいと思う一方で、わけもなくカナダの街を歩く気でいる今の自分がなんか可笑しいですね。空間的だけでなく、時間的にも観念的にも救いようのない方向音痴です。
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