内祝いのワインと血液型2010/01/26


内祝いのワイン

 病院の事務のプロ Junko A の出産祝いのお返し(内祝い)にワインをいただきました。ゆうべはそれを開ける>空けることに。美味しかった。

 思い返せば一月ほど前、元気な女の赤ちゃんを出産という知らせを受けてお祝いをしに産科病棟へ。個室にたたずみ深刻な話をしている男女に気圧され、何事かとびっくり。

 聞けば、赤ちゃんの血液型がAB型だとか。Junko A は紛れもなくB型。旦那さんはO型(自己申告)だといいます。そういうわけで、その時、検査室に内線し、旦那さんの血液型を調べてもらうことに。私は1人、病室でお留守番。どきどきしながら2人の帰りを待ちました。

 10分ほどして、笑いながら戻ってきた夫婦。旦那の血液型はA型でした。「母が看護婦なんですが、その母から自分はO型だと聞かされていたもんで、性格的にいってもてっきりO型だと信じ込んでいた。でもJunkoのことは1秒たがわず信じていたので...てへへ」

 という前ふりで、赤ワインが送られてきたわけです。ご馳走様でした!

 ところで、このネタをさらに調査してみました。すると、実際には、人為的なミスではない血液型の不一致が存在することがわかりました。


 AB型とO型の両親からは、理屈ではA型かB型の子どもしか生まれませんが、実際にはAB型やO型のこともあります。このようなAB型は、cisAB型と呼ばれています。
 また、日本人のB型とO型の両親からA型の子どもが生まれたケースもあります。裁判に発展し、詳しい遺伝子解析の結果、血液型は合わないにしろ親子関係に間違いはないことが判明。B型のお母さんの卵子形成期にB型とO型の遺伝子の間に組み替えが起こり、B-Oハイブリッド遺伝子となったと考えられるそうです。これがA 型遺伝子に相当することになるとか。

教訓:およそ「絶対」ということはないけど、特に遺伝子判定は要注意。身に覚えがない嫌疑をかけたりかけられたりした場合、どんな科学的根拠よりも実際の信頼関係の方が確かだということを、忘れずにいましょう。